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大江戸、キック、明日。

by 椎名亜音

どうも。

数年ぶりに寝坊しました。

椎名です。

いやー焦った。バチボコ焦った。

家を出発したい時間に起きた。

でも早めに到着するつもりでいたので、最終的には全然間に合ったけど。

いやー焦った。

さて。

表題の件でございますがね。

先日、十二月出演舞台、

GORIZO STAGE vol.2

『エドアス!〜大江戸キック・アス!〜』

全十ステージを無事に終えることが

できまして、終幕いたしました。

カーテンコールで舞台奥から撮影した写真です。

ライブ会場みたいな感じで。

我々とお客様で記念撮影しました。

写真前列右から、

妄想は治外法権だマン

暴走ツンデレお嬢

ヒロイン型メンヘラ

ビビリの万年思春期

お花畑

名言フリークのドM

マイペースすぎる天然ボケ大砲

唯一の常識人と見せかけて犬

あらためてふりかえると

やべえ奴しかいねえ

とんでもねえなこの台本。

八人の愛すべき馬鹿どもでした。

最近ではあまりない少人数の作品。

八人で駆け抜ける九十分は、なかなかにスリリングで楽しかったです。

ライトなコメディ、しかも会話劇とあって、回によって全然空気が違ったりしてね。

年齢層も芸歴も育って来た畑も現在の居場所もバラバラな我ら八人。

唯一共通してるのは

『みんなバカみたいに芝居が好き』

ってことだったと思うのです。

とても居心地の良い座組でした。

魔法少女。

その実、スレた家出少女。

すさまじい剣幕で相手を罵倒するドSと見せかけて、実は素直になれない淋しい子。ほんとは優しくていい子なんや。

高橋紗良ちゃん。

ガッツあふれる素敵な二十一歳。

鋭い声と押しの強さ、そして周りを見るチカラ。

いざという時の思い切りの良さと爆発力は魔法を使うシーンでお判りいただけたと思う(笑)。

これからのさらなる成長が楽しみだぜぃ。

ふだんはかわいい若者だよ。

今度は自然体なキャラも見てみたい。

小姓。

ガチガチでゴリゴリのオタク。

コスプレ大好き。魔法少女大好き。妄想癖。

本来仕事はできる男のはずなの。たぶん。性癖だけがちょっとアレなだけなの。たぶん。

うじすけさん。

腕のある先輩です。

長ゼリフの持って行きかたが天才。何あれ。絶対マネできない。

ゲゲゲの鬼太郎の目玉のおやじ役やってほしい。

あとダイの大冒険のブラスじいちゃんとか。

芝居してない時の生活が見えなさすぎて気になる。

くノ一。

人権のなかった女。

極度の自己否定とヒロイン気質が混ざった謎のメンタルの持ち主。

魔法少女とは生涯親友であってほしいよね。

長谷川かすみちゃん。

本来、前向きで明るい性格なので、メンヘラなくノ一氏の思考がわからず苦労してたね。

妻の方が気持ちわかる!って言ってた。ワタシは本来根暗で卑屈なので、配役逆だったのかもしれない(笑)。

本番でのびのびやってる姿が素敵でした。

あとやっぱり顔がタイプ(椎名の個人的嗜好)。

こういう女子になりたい人生でした。

盗っ人。

うだつの上がらぬダメ野郎。

アツいけどビビり。嘘のつけない馬鹿正直な少年漫画的キャラ。

なんていうか、桜木花道。

石賀和輝くん。

色んなことの処理速度がゆっくりで、みんなから【95】って呼ばれてた。

Windowsね(笑)。

馬鹿みたいに真面目な男。真面目すぎて天然。

思考の限界を越えてバグった時がめちゃくちゃおもしろい。

人を惹きつける天性の魅力は鎧を脱いだ途端に爆発的に発揮される。

盗っ人のキャラは意外と和輝くんそのものだったんじゃないか説。

弟分。

賢い世渡り上手。バランサー。

不器用なアニキを愉快に支える面倒見の良さ。

ドMだと発覚した後はバチボコ末っ子感。

たぶん、三人兄弟の真ん中だと思う。

尾形大吾くん。

人懐っこくて犬みたい。

無邪気と見せかけて実はけっこう思慮深い。空気読みすぎて空回ったりする姿が愛おしい青年。

大吾みてると、芝居好きなんだなーととても思う。

味のあるおもろい大御所になってほしい←

チラシやパンフのビジュアルはもはや瑛太にしか見えない。

居候。

作中唯一のまともな奴。

だが、犬。

こいつの的確なツッコミや魂の叫びは、実は誰にも届いてない。

全部、ワンワンワン!って聞こえてた。合掌。

大野泰広さん。

言わずもがな、コメディの大先輩である大野さん。本当に素敵。

ツッコミに必ず、一手間加わってるのよね。人間味とか、人情とか、茶目っ気とか。

それがとても魅力的なのです。

稽古場や楽屋でもみんなの兄貴でした。ムードメーカー。

そして、犬かわいい。ほんとにかわいい。

武士。

無欲のバカ侍と呼ばれるミスターお人好し。

平和主義の極み、故の悩みや欠点も。

きっと、決断力に溢れる男らしい(?)生き方に、憧れてたんだろうな。

胸ぐら掴んで怒ってくれる仲間ができてよかったね。

お花畑夫婦、作中は妻が支えてる感多めに描かれてるけど、この夫婦はお互い様です。

当時そういうのがあったのかよくわからんけど、恋愛結婚だと思う。

お互い良い伴侶に出会えてよかったね。

「一生恩に着る」ってセリフが好き。

この男の最大の愛情表現感ある。

あと、犬をかわいがってる姿は中の人そのものだった気がしますw

戸谷公人くん。

今だから言いますけども、第一印象は怖すぎてもうアレでした(笑)。

(え、この人が旦那さん役の人?!イヤ、怖!人種が違いすぎる!怖い!多分ずっと敬語だもう怖い!)

と思ってましたごめんなさい← 

そんでもって、予想通り本当に性質や性格が真逆でね。

だからなのかわからんのだけど、芝居の相性はすこぶる良くてね。

特に何も話さなくても空気が共有できるのが不思議でした。

公人くんの佇まいや生き様みたいなものは、ワタシにはまぶしすぎるのです。

おひさまのひとです。かなり強めの(笑)。憧れ。

月並みな言い方になっちゃいますけど、公人くんが座長で、そんでもって相手役で、よかった。

ありがとう、公人王子。

劇中たまに無意識に中の人が出ちゃってる姿が好きでしたw

演出助手の中村靖子さん。

普段は女優さん。

演出の公平さんの右腕として大活躍してくれました。

仕事人であります。

徹するその姿がとても素敵でした。

稽古序盤で代役に入ってくれて、ちょっとだけ芝居でも絡むことができました。楽しかった。

本当にありがとうやすこさん!

やすこさんがこの座組で一番年齢が近かったのだ!

びば同世代。

演出の中村公平さん。

元劇団レトロノートのひと。

今回の座組で、育って来た畑が一番近い人だったような気がします。

作品への愛が、座組への愛が、演劇への愛が惜しみなく溢れているひと。

役者たちと同じ方向を向いて、隣で一緒に走ってくれる演出家だと思います。

また別の作品でも是非ご一緒したいです!

めっちゃこだわり派だと思うから、いつか、こじらせたのかぐらいこだわった公平ワールドにも浸ってみたいです。

一緒に写真撮れなかったのですが、

プロデューサーの赤木山伍里蔵さん。

通称ゴリさん。

ゴリさんとの出会いは今年。二月に出演した『隣のきのこちゃん4』の稽古場で、ゴリさんは制作スタッフをされてました。

修行ババアや藤田大統領やニュースキャスター(笑)を見て私に声をかけてくださった、奇特な方ですw

演劇には勿論のこと、観に来てくれるお客様に対する真摯な姿勢に感動しました。

ゴリさん、ありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いします!

お客様が描いてくださった絵です。

ステキすぎて感動。

キャラクターの特性がこれでもかってくらい出てる。すごい。

ありがとうございました♪

今回公演は終演後にお見送りができなかったので、観に来てくださった方に直接ご挨拶ができませんでした。すみません。

差し入れをいただいたり、SNSなどで感想をくださったりと、たくさんたくさんありがとうございました。

ご挨拶出来ないぶん、舞台上でお見せする芝居でしかお返しできないという実感がとても強まって、今まで以上により良い芝居を…と、新たな気持ちが生まれました。とても良き経験となりました。

他のキャストを応援して観に来てくれたお客様が、千秋楽にワタシにもお手紙をくださったのもとても嬉しかったです。

ありがとうございました。

最後に、自分の役のことをちょっとだけ。

今回は、主人公・武士の妻を演じました。

脚本の伊勢直弘さんとは今までご一緒したことがなく、台本を書くにあたってゴリPに椎名とはどんな役者なのかを聞いたらツッコミが得意らしいという返答が来たので、大ボケにしました、ということでした(笑)。

周りのキャスト陣を知り、台本を読んで、なんでワタシがこの役にキャスティングされたのか全然わかりませんでしたw

地声は低いわ、夫役の公人くんより八つくらい歳上だわ、天然の癒し要素皆無だわで、もうどこから手をつけたらいいんだ!でした。

顔合わせの日にやった一回目の本読みで、すげー高い声でやってみました。意外としっくりきまして、その後の稽古で何度か地声でやってみたりもしましたが、結局あのめっさ高い声キャラに落ち着きました。

キャラ作りすぎてアニメみたいなひとになりました。

日頃はツッコミが多いワタシですが、今回はとにかくボケ散らかしました。

楽しかったです。(突然小学生の作文のような感想しか述べられなくなった人)

あと、役者人生で一度言ってみたいと思っていたセリフを言えたので満足です。

バルス。

【本番中、毎回変えてたとこ】

①去年の忘年会で武士がスベり倒した出し物の内容

②小姓を励ますためのジブリ名言

①は稽古中から色々やってました。(台本には『出来損ないのムーンウォーク』と書かれていた)

個人的なお気に入りは『出来損ないのイナバウアー』です。

②は劇場に入ってからやり始めました。

いろんなジブリ名言を放ちました。

千秋楽はもはやジブリですらなかったです。(ありったけの夢をかき集めて探し物を探しに行く奴の往年の決め台詞で幕を閉じました)

楽しかったです。(だから小学生か)

妻の名言、

なんとかしようとする人にだけ

なんとかできる権利が訪れる

っていうやつ、いいですよね。

あたりまえのことなんだけど、ハッとさせられるよね。

劇中、いろんな名言が出てきましたが、一番好きな名言はやっぱり、兄貴のやつです。

挑戦してから考えろ

それが豊かな明日を迎える

人間の考え方だ

いいよね。

いざって時に二の足を踏みがちなワタシの背中を押してくれる素敵な名言です。

私たちの明日(あす)へ、蹴り出そう。

『エドアス!〜大江戸キック・アス!〜』、これにておひらき。

まことにありがとうございました。

またあえるそのひまで。

さらばエドアス。

我々は、それぞれの明日(あす)へ、蹴り出した。

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