LOG IN

さらば、忘却論。

by 椎名亜音

どうも。
この時期に着られる服が少ないことに気付いた。
椎名です。

厚すぎるか薄すぎるのどちらかだ。
春モノ持ってなさすぎ。

さて。ちょっと経ってしまいましたが。
先週の日曜日で無事終幕しました。
かおりかりんプロデュース公演
華凛episode1『忘却論』
ご来場くださったみなさま、応援してくださったみなさま、
本当にありがとうございました。

女性ばっかり10人の座組で贈る、美しくもハードな物語。
なかなか凄まじい感情表現をするシーンが多くあり、
こういうジャンルのお話を見慣れない方には
けっこうショッキングなシーンもあったのではと思います。

私が演じたのは、5人姉妹の母・日美子の親友である女性・東香(とうか)。
いつもニコニコ面倒見のいいお隣さん。
と思わせておいて、まさかの嫉妬の鬼でした。
そう。5人姉妹の父親。日美子の夫のことが好きだったんですね。
しかし彼は日美子と結ばれてしまい、嫉妬に狂い、そのままおばさんになりました。
自分は天真爛漫で可愛らしくて天然で世間知らずな日美子にはなれない。
みたいな嫉妬もあるし、そんな日美子が自分の好きな相手と結ばれてしまったわけで。
もうね。ジェラシーフェスティバル開催ですよ。
しかもそのまま二人は駆け落ち同然に消えてしまった。
ずっと3人で仲良かったのに。最も残酷な仲間はずれですよ。
もうね。うらみーますー あーなーたーをーですよ。
そしたらだいぶ経って、日美子が5人の娘を連れて、隣に引っ越して来たのよ。
彼との子供をよ。5人もよ。こちとら独り身なのに(一度お見合い結婚したけど破局した勝手な設定)。
彼にそっくりな次女もいるし。何かみんなしてお母さんお母さんっつって。
結局いつもその時そばにいる誰かに守られて生きてるんすよ。日美子は。
しかもですよ。
半年経って、出張先で倒れた彼の看病をしに行っちゃったんすよ。
「ごめんね東香。娘たちのこと、お願いね。」とかなんとか言ってね。
きっと東香も「もちろん!こっちのことは任せて!」とか言っちゃったんでしょうね。
もうね。人生ドロ沼だよね。
まあそんなこんなを経てね。
日美子が帰ってくる日に積年の恨みが爆発しちゃったんですね。
5人の中で日美子に一番似てる四女の木乃ちゃんを見て何かがブツンと切れたんでしょうね。
日美子への恨みつらみをお経のように吐き出した挙句、
まさかの
モツ煮込みを木乃の口に詰め込んで殺そうとする
というとんでもない行動に出ます。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
怖い怖い怖い怖い怖い。
ちなみに木乃ちゃん自体も極度のファザコンで、ねじ曲がった愛情で育ったため、
自分のクラスを担当する教師を標的に凄惨なイジメを展開する凄まじいサイコパスちゃんでしたが、
そんなサイコパス少女をはるかに凌ぐ勢いで渦巻く嫉妬の炎を燃やす、
物語の展開上ラストにやってくるラスボスみたいな位置の女性でした。

ちなみに、途中に訪れるダンスシーンは、
まだうら若き日の、生きる希望に満ち溢れていた頃の東香のつもりで踊ってました。

まだ平和だった頃の日美子と東香。
二人は親友でした。星の話で盛り上がる二人です。
お互いにないものを持っているので惹かれ合う、いい親友でした。
なぜあんなことに…!!!!

親友・日美子役を演じていたのは、水野愛日さん。今回初共演でした。
初対面は以前役者仲間とみんなで行った脱出ゲームの時w
うちで言うと土屋さんと瞬と共演経験があります。
ていうか、アイドル声優ブーム時代に声優にハマっていた私は昔から一方的に知っていたので、
あの水野愛日さんとここでまさか出会うとは!って感じです。素敵な女優さんです。
歳上ですが、見た目もオーラも若い!
可愛いらしさとオトナの女性感が共存する羨ましい女優さん。
なので、日美子をうらやむ東香の気持ちは容易にイメージできました(笑)。
日々その時のリアルな気持ちでやりとりできて、まなびさんが日美子で本当に良かった!!
ありがとうございました!

写真左から、わかはちゃん、ありさちゃん、セーラちゃん。

長女・月音役の松木わかはちゃん。
私この役やりたくない(笑)!!物語の軸でありながら物語の外にいなきゃいけないなんて!
さらに人と関わるときは基本凄まじくネガティブ感情。かつ激情。エネルギー消費を想像すると恐ろしい。
舞台上でも稽古場でも制作面でも、現場を支える柱となって強く立っていてくれました。

次女・火奈役の立原ありさちゃん。
椎名が憧れる健康的美女の代表みたいな人。長身モデル体型の猫目系美女!憧れる!!!
弾けんばかりの陽のエネルギーを持っている女優さん。
舞台上に火奈が出てくると何ていうか、救われる感があるよね。安心する。
本当はけっこうお姉さんなありさちゃんですが、女子高生にしか見えなかった。あっぱれ。

北斗役の宮森セーラちゃん。
2013年以来久々の共演でした。
セーラちゃんにはとてもガーリーなイメージがあったので、北斗のキャラは新しかった。
だから、火奈と一緒にいる時の北斗の方がしっくりきていたワタシw
芝居に対する姿勢もサムライで好き。座組のムードメーカーな頼れる姉御感。素敵。
また一緒にお芝居やりたいねー!

四女・木乃役の福岡みなみちゃん。
今回舞台上で最も絡みが多かったのがみなみちゃんでした。お互いに痛めつけ合うっていうw
Twitterにも書いたけど、存在感がすごい。そこに立ってるだけで目が行くっていうのね。見習いたい。
本人はいたって可愛いワカモノですが、舞台上でときたま現れる武闘オーラがいい。
貫禄溢れる最年少。

三女・水代役の種村幸ちゃん。
みゆきちゃんとは稽古帰りにサシ飲みしたりしました。
舞台上ではほとんど絡んでませんが、稽古場でめっちゃ話しかけてくれて姉さんはありがたかったです。
ヤンデレ少女を見事に演じてました。その細い身体のどこにそんな気迫が。
「なんか水代の気持ちわかるんですよねー」って笑顔で言っててみんな戦慄w

五女・金里役の蒼木鞠子ちゃん。
この子もワタシが憧れるモード系女子。カッコいいのですよ。
女優、歌手、演出家といろんな顔を持ってます。
感情をあまり表に出さない金里がたまに見せる激情が好きでした。
あとこの子は舞台度胸がすごい。若いのにすごい。

教育実習生・西弥役の朝比奈里奈ちゃん。
才女よ。この人才女よ。初めて会った姿はカメラマンでした。
女優。コスプレイヤー。デザイン能力にも長けてる。
何より里奈ちゃんの一番のヒットは、比喩表現の独特さです。
独特すぎてみんなポカンとするタイミングけっこうあったw
西弥が昔いじめっ子だったリアリティは、里奈ちゃんの演技に説得力があったから。お見事。

そして花屋・南亜役であり今回の企画・プロデュースを担当した、かおりかりんちゃん。
まさかのPと写真を撮り忘れるっていう不覚。
何か、勝手にものすごいしっかり者なお姉さんタイプだと思ってたのですが、
意外と天然でおっちょこちょいだったw
きっと初めてのプロデュースで色々あったと思うけど、
ものごとを興そうとするエネルギーが常に前向きに出ていて、素敵だなと思いました。
今回、一度も一緒にやったことのないワタシに声をかけてくださり、ありがとうございました。
そういう出会いは稀なので、とても嬉しいです。
役者としてはパワーの強さに驚いた。あんなにパワフルな演技するとは意外!カッコいい。

作・演出の伊藤マサミさん(左)。
今回初めましてでした。全く面識なかった。
何か斜に構えたチャラい人だったらどうしよう(偏見)とビクビクしていたのですが、
アツい演劇人でホッとしました。稽古場でほとんど会話しなかったので、最終日までややビビってました。
打ち上げでたくさん話したよ!!!
マサミさん、実は同い年なんですわ。各所でご活躍のマサミさん。誇らしいし嫉妬もあるし。
ワタシも負けじと頑張りたい所存。
またご一緒できますように。82年組、やったりましょう。
ちなみに写真中央はバラシをお手伝いに来てくれた岩切チャボくん。
チャボくんも同い年よ。
82年組ーーふぁいおーーーーー。

照明が大変綺麗でした。
LICHT-ERの阿部さんも今回初めまして。素敵なあかりをありがとうございました。
まさかの2011年上演のショートストーリーズで「天気と戦う女」を観てくれてたそうで、
いつか一緒にやりたいと思ってくれていたそう。感激。
阿部さん、不思議な人です。ワタシの知ってる照明家さん、不思議な人多い。

今回の鏡前の守り神たち。
ピエロ。ロボット。蜂巣。
くださった皆様、ありがとうございます!

というわけで、
ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからもこの10人をどこかで見かけたら、たまに思い出してね。

さらば、忘却論。



椎名亜音
OTHER SNAPS