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今さらだがあるぼくの話。

by 椎名亜音

どうも。
差し入れでいただいた花粉防止スプレーが大変いい。
椎名です。
ありがとうございます。とても効いている。気がしている。

さて。
もう6日ほど前になりますけれどもね。
今さらながら。本番が終わりました。
劇団6番シード番外公演「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」
全7ステージを無事に終了いたしました。
ご来場くださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました。

一言で言うなれば、色々ぶっ飛んだ公演でした。
35年前の作品。劇団ショーマの名作。
4人芝居。メタフィクション。虚構劇。
回る盆舞台。しかも斜面。ななめ。
スーツとつなぎという一般的なイメージを大きく覆すオシャレな衣装。
いろんなチャレンジ要素があって、とてもやりがいのある作品でした。

台本に書かれている役名は【男4】の
アンノン刑事・誘拐犯アンノン 役を演じました。
髪の毛を切って、挙句キャラクターも大きく変わり、
誘拐犯側のビジュアルは詐欺並みに誰やねんになりました。
こんな人、舞台上に全くいなかったねw
刑事は書道五段、ちょっと神経質な完璧主義者的キャラ。特技はペーパーフラワーづくり。
誘拐犯は無愛想で頑なで怒りっぽい、性別には触れてないけどほぼ男みたいな役作り。
みたいな2役でした。
こいつらが同一人物なのかどちらかが幻なのか、全てが主人公カンノの夢の世界なのか。
その真偽は果たして…ですが、個人的に意識して演じた役割は、
流される人
です。

【注意】ここから先は、ワタシ個人の見解です。これが正解ではないし、何なら演出の松本の解釈ともズレている可能性も多分にありますので、いい感じに読み流してくだされ。

刑事も誘拐犯も、主だった主張を発言するのは全て刑事部長でボスである【男1】。
我々【男3】【男4】は、それに追随するセリフで発言が構成されているのです。
しかし、せっかくならただの追随でなく何か役割はないものかと考え、流されることにしました。

どちらのターンでも新米の主人公・カンノは、先輩たちから、
今までの自分の常識を根底から覆すような事実をたくさん知らされて戸惑う。
「この世界ではこれが普通だよ」と3人が口を揃えて言うと、本当にそうなのかもしれないと思えてくる。
もしかしたらこれが正解ではないかもしれないのに、誰かが「これは正しい!」と声高に叫ぶと、
なぜか本当にそれが正しいかもしれないと思えてくる。
自分の目で確かめたわけでもないのに、あたかも自分の持論かのように振りかざしてしまう。
みたいなものを込めてやったつもりでいましたー。
特に誘拐犯側。
信仰に近いレベルでボスの言葉を鵜呑みにする感じ、をやってみました。
刑事側はそれを隠しているけれど、やはり価値観の押し付けを当然のようにやってのける感じを
キツめにやってみたつもり。
ちなみに、誘拐犯キャラはKKPでおなじみ久ヶ沢徹さんをリスペクトして頑張りました。
多分一生やらないキャラクターだと思います。まずもって需要がない。
完全にワタシがやらんでいいポジションでしたw

日頃、松本陽一は脚本と演出を担当しているので、他の人が書いた作品を演出するのは珍しいです。
というのもあり、いつも6Cでやる作風と大きく違うというのもあり、
珍しくキャストと演出で作品の内容についてディスカッションをしたりしました。
ワタシは日頃絶対やらないくらい、演出に噛み付きました(笑)。
松本さんは「おい何なんだコイツ…」と思っていたことでしょう。
演出如何でどちらにでも転ぶであろうこの作品の方向性を、共にのたうち回って模索したということで!
(キレイにまとめようとする)

タイトルの【夢の中】とは、夢オチの意味ではなく。
どちらかが現実でどちらかが夢、かもしれない。
そもそもこの世界観そのものが現実に存在しない、すべてカンノの空想の可能性もある。
ただ、現実だろうと虚構だろうと、主人公カンノが【ホンモノ】の結論に到達したこと。
そしてその結果、多数派が訴える【ホンモノ】をひとりが抹殺することが
果たしてバッドエンドなのか幸せな結末なのか。
そこは、それぞれよね。
ワタシは彼がたどり着いた結論が悲しいと思い、且つそこがカタルシスだと思ったのでした!

新しい芝居に出会って思うことは、いつも、演劇の可能性は無限大だなーということ。
年齢や経験値を重ねて、一方向に凝り固まってきた頭を、柔らかくしたい!と思いました。
もっといろんな演劇に触れたい。と思いました。

期間中、いろんな仲間たちが観に来てくれました。
ありがとうございました!

お客様がつくってくださったイラストと切り絵。
イラストめっちゃかわいい。そしてみんな特徴をしっかり捉えている。
土屋さん激似。菅野さんの何とも言えない表情がヤバいくらい似ている。
そしてやはりワタシはタレ目なんだな←
からの、切り絵!!!
これマジですごい。プロかよ!!!!!!
ワタシこれ絶対できない!!!!本当にすごい。
真ん中の猫たちは左から宇田川さん、土屋さん、ワタシ、ちょっと離れて菅野さん。だそうです。
この作品の我々の関係性をとてつもなく的確に表示。
ありがとうございます!!!自宅に飾っていますなう。
そして右のイラストは、何と音響のカヤちゃんが描いてくれたのだ!
知り合って10年になるけども、そんな才能があったなんて知らんかったよ!!!
びっくりした!!うまい!!!!!画風が超おしゃれ!!!!ありがとう!!!!


いろんな挑戦ができた今公演でした。
みなさま、ご来場そして応援、本当にありがとうございました!!!
次はENG『ロスト花婿』だーーーーーーーー

妖怪大戦争みたいな座組です。がんばります。

では今日は、舞台上のとある場所に座ると、なんかオーラパワーを感じ取っているみたいになる、
そんなカネさんの写真でお別れです。

あでゅう。


椎名亜音
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